経営戦略診断士の尾瀬です。
私は、経営戦略診断士として、情報分析をし、その分析結果に基づいて新たなことを生み出す、ということを得意としております。
このチャンネルでは、私が培った経験や分析結果、それに付随したビジネスに役立つ情報を発信しておりますので、興味を持って下さった方は、また読んでいただければと思います。
また、本日の内容は、
【命令はダメ】嫌なことをやってもらう方法(大きな変化は嫌がられる)
になります。
この内容は、
【YOUTUBE】
【Post Prime】
において、
「音声投稿」を行っています。
下記に載せておきますので、ご参考にしていただければと思います。
【補足】
【YOUTUBE】と【Post Prime】では、「大きな変化は嫌がられる」というタイトルをつけていますが、「同一類似内容」になっています。
では、内容に入っていきます。
みなさんに質問をします。
みなさん
「嫌なこと」
は、率先してやりたいですか?
ほとんどの人は、やりたいと思いません。
私も、「時」「場所」「状況」によりますが、「嫌なことこと」は、やりたくないことが多いです。
それでも、
「しょうがないよね」
と、納得すれば、嫌なことでもやるしかないですよね。
では、どうすれば、「嫌なこと」をやってもらえるのかをお話ししていきます。
もちろん、今からお話しする内容は、
「1つの例」
ですので、
「こういうやり方もあるのね」
という程度にご理解いただければと思います。
「嫌なことをやってもらう方法」について
では、具体例とあげてお話ししていきます。
【例】
あなたは、会社員です。10人が働いている部署に所属しています。
朝8時30分から、夕方の17時30分まで働いています。そんなある日の朝、課長が朝礼でこのような話しを始めました。
「Aさん、いつも朝早く来て、みんなの机を率先して拭いてくれてありがとう。
おかげでみんな、いい気持ちで仕事に入ることができているよ。Aさん。いつも感謝しているけど、毎朝大変じゃないかい?
何かお手伝いできることはあるかい?」と課長が話しました。
そしてAさんは、このように答えます。
「いえいえ。みなさんの机を掃除することは、私の趣味みたいな感じでやっていますので、気にしないでください。
でも、1つ気になってしまうのが、トイレ掃除までは手が回らないのですよ。
そこまでできればなあ、といつも思っているのですが・・・」これを聞いていた課長は、このように話しました。
「そっかあ。毎朝、みんなの机を掃除までしてくれたうえに、トイレ掃除までしようと考えていたんですね。
Aさん1人にそこまでさせることはできないよ。そうだなあ・・・
では、他のみなさんに1つ提案をします。
試しにですが、毎週水曜日の朝に、当番制でトイレ掃除をやってみるのはどうでしょうか?
週に1回程度なら、そこまで大きな負担になりませんですし、きれいな職場だと、みなさんも気持ちがよく過ごすことができますよね?」
どうでしょうか?
ちなみに「Aさん」に対しては、事前にお話しをしてあります。
このことをきっかけに「Aさん」が不利な立場にならないように整えてからこのお話をしています。
ではみなさん、この話しを聞いて、どのように思いましたか?
例えば、
「いやー、いきなりトイレ掃除をしろと言われてもねえ」
「トイレ掃除をするのはいいのですが、それで業務を圧迫したらどうするんですか?残業するしかなくなりますよね?」
「面倒くさい。誰か雇えばいいんじゃないですか?」
とか、色々な意見があると思います。
もちろん、こういうこと以外に
「Aさんが毎日、みんなの机を掃除してくれているのだから、私たちもなにかを行うことはいいと思います。」
「週に1回程度で当番制なら、1ヶ月に1回くらいだから、そんなに負担はないと思います。まずは、やってみてはどうでしょうか?」
という意見もあると思います。
みなさんの会社でも、このようなことが日常的にあると思います。
また、別の視点から見ていくと、
「この課長の話し方はうまいなあ」
と感じた方もいらっしゃると思います。
実は、そうなのです。
この課長は、
「うまく誘導している」
のです。
気が付きましたか?
その理由は、
「やりましょう」
と押し付けているのではなく、
「やってみてはどうでしょうか?」という提案をしているのです。
この
「提案をする」がポイントです。
もしこれが、
「では、来週から当番制で毎週水曜日にトイレ掃除を実施します。」
であった場合は、
「面倒くさい」
「とにかくやればいいんでしょ。命令だからやりますよ」
とか、「嫌だ」「やりたくない」という気持ちが強いです。
その気持ちのまま、トイレ掃除をしたら、どのようなことになりますか?
それはきっと、
「とりあえず掃除しておけばいいんでしょ」
ということで、
「きれいなトイレ」
にはなりません。
しかし、
「トイレ掃除をしてみたらどうでしょうか?」
という
「提案型」
だった場合は、
「トイレ掃除をやる、やらないは、みなさんが決めること」
になります。そして、
「自分達がやる」
と決めた場合は、
「命令ではないので、自分達の意思でやる」
ことになるのです。
この「差」が大きいことは分かりますか?
例えばですが、
「宿題をしなさい」
と言われた場合と、
「宿題をやりたくはないけど、自分のためになるからやろう」
というものと同じです。
つまり、
「自分の意思、納得をしてやった方がいい」
ということです。
そのため、
「嫌だと思われるもの」
「面倒と思われるもの」
については、
「相手に決める権利がある提案型」
で話していくことがいいのです。
もちろん「時」「場所」「状況」によって異なりますが、こういう方法を理解しておくと、様々な場面で使えます。
特に
「上司」「管理職」の立場の方は、これを理解しておいてソンはないです。
「人間関係の円滑化」
「人は感情で行動が変わる」
こういうことを頭においておくことをお勧めします。
本日の結論
本日は、
【命令はダメ】嫌なことをやってもらう方法(大きな変化は嫌がられる)
という内容でお話しさせていただきました。
その結論は、
「相手に決める権利がある提案型」
を前提として話しをすすめていくことです。
また、
「嫌なことをやってもらう場合」は、
「どのような話し方をしても、ある程度は反発される」という気持ちを持っておいてください。
そのため、
「いくつかの方向性を見つけてから、相手に提案をする」
といいと思います。
場合によっては、あなたが考えている以上に相手から「いい提案」をしてもらえることもあります。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。
私は、このようなビジネスに役立つ知識をお話ししておりますので、興味を持って下さった方は、別の内容も見ていただければと思います。
本日も、ありがとうございました。
経営戦略診断士の尾瀬でした。
【YOUTUBE】の投稿はこちら
※本タイトルでは「嫌なことをやってもらう方法」となっていますが、「YOUTUBE」では、「大きな変化は嫌がられる」というタイトルになっています。タイトルは異なりますが、「同一類似内容」になります。
【Post Prime】の投稿はこちら
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