経営戦略診断士の尾瀬と申します。
私は、経営戦略診断士として、情報分析をし、その分析結果に基づいて新たなことを生み出すことを得意としております。
このチャンネルでは、私が培った経験や分析結果、それに付随したビジネスに役立つ情報を発信しておりますので、興味を持って下さった方は、また読んでいただければと思います。
本日の内容は、
【IKEAに惚れた】デンマークのIKEAのはなし
になります。
この内容は、
【YOUTUBE】
【Post Prime】
において、「音声投稿」を行っています。
下記に載せておきますので、ご参考にしていただければと思います。
では、内容の方にはいります。
デンマークのIKEAのニュース
この話しは、すごいですよ。
「IKEA」に対して、多くのファンをつけることができた内容だと思います。
「IKEA」に関しましては、みなさんも概ね知っていると思いますので、細かい説明は省略させていただきます。
簡単に概要をまとめておきます。
「IKEA」は、世界中に展開している家具販売をメインとしている会社です。 1943年「イングヴァル・カンプラード(当時17歳)」氏がスウェーデンに雑貨店を開業したことが創業ベースになっています。 1947年、格安家具の販売を開始。 これがヒットし、世界中に広がるきっかけになりました。
今回のお話しは「ニュース」等からの情報になります。
気になる方は「google」等において「デンマーク IKEA」で検索をしてみてください(ニュース等が削除されている場合もございます)。
では、どのような内容だったのかについて、概要をまとめておきます。
2021年12月1日、デンマークの北部「オールボー」のIKEAのお話しになります。 この日、想定外な猛吹雪になってしまいました。 そのため、IKEAの店内には「お客様6名」「従業員約24名」「さらに隣のお店のおもちゃ屋の従業員数名」が帰宅困難になりました。 そしてIKEAは、大きな決断をします。 それは、従業員や帰宅困難になった人達に対して「IKEAの展示用のベット等を使用し、1泊していただいた」ということです。 食事も提供できていました。 そのため、IKEAの店内に宿泊した人たちは、自分たちが寝てみたいベッドを選んで、体験したことがない時間を好きなように過ごしました。 そのため、お客様も従業員も「IKEAで1晩過ごす」という、生涯忘れない特別な体験を経験することができました。
みなさん、どうでしょうか?
・IKEAで1晩過ごすという体験をしてみたいと思いませんか? ・IKEAのファンじゃなくても、体験してみたいですよね?
私は、このニュースを見た時、衝撃が走りました。
「IKEAすごい!柔軟な対応も素晴らしいですし、何よりも、非日常的、特別な体験を提供した」という気持ちであふれかえりました。
この話しだけで3時間くらい話せてしまう、強い衝撃を受けました。
では私が、このニュースを知った時に「どうしてここまで熱い思いになったのか」ということについて「3点」にまとめました。
イケアに1晩泊まるという非日常的、特別な体験を提供した
私が1番衝撃をうけたことは
非日常的、特別な体験を提供した
という点です。
「非日常的、特別な体験」というのは、とても重要なのです。
別の機会でもお話しさせていただきますが「非日常的、特別な体験」を提供したり、自ら体験するという行為は、大きな刺激になります。
この大きな「刺激」「感動」「体験」が、新たなものを生み出すきっかけになることがあります。
また、それだけでなく「非日常的、特別な体験」は、皆さんのストレス解消にも、大きく関わります。
ここで1つ、みなさんに質問をします。
みなさんは「テーマパーク」や「旅行」に行くことが好きですか?
「好き」と答えてくれた方が多いと思います。
テーマパーク等に行くと、非日常的な世界がありますよね?
また、旅行に行くと、今まで食べたことがない美味しいものに巡り合えたり、楽しい思い出がいっぱいだと思います。
でも、その一方、体がめちゃくちゃ疲れて帰ってくることが多いと思いますが・・・
そうなのです。
この「非日常的、特別な体験」を、みなさんが普段買い物に行っていた先「IKEA」で、体験することができたのです。
この体験が「楽しい思い出」となり「また行きたいね」となるのです。
この体験をしたお客様は、一生IKEAのファンになります。
そして、それを聞いた友人、ニュースで見た人が、デンマークのオールボーにあるIKEAに行ってみたくなるのです。
ちょっと長くなってしまいました。
2点目にいきます。
日本ではできない体験
では、ここでみなさんに質問をします。
あなたなら、どのように対応するのか考えていただければと思います。
あなたは、スーパーマーケットの店長をしています。
そして、ある日、すごい吹雪になってしまいました。
まだ、従業員を含め、お客様が店内にいます。
この場合、あなたは、どのような判断をしますか?
私が考えたことは、
①タクシーを呼ぶ ②吹雪が来るのが分かった時点で、お店を閉店する
でした。
①タクシーを呼ぶ
1つ目の考えでは「交通機関が大丈夫なら、お金をかけてもいいので、タクシーを全員分お願いしてしまおう」と考えました。
ただし、現実的な話しますと、お店に規模によりますが、店長の判断で「お客様や従業員分、全員のタクシーを呼ぶ」という行為は難しいと思います。
基本的には「本部に相談」ということになり、どんどん対応が遅くなります。
②吹雪が来るのが分かった時点で、お店を閉店する
これを考えた方も多いのではないでしょうか?
しかし、これも同じく「本部に相談」となり、対応が遅れることも多いです。
一応補足しますが、本部が悪いと言っているのではありません。
本部は優秀な方が多いです。 また本部の職員は、現場でお客様の対応してくれている職員に対して、常に考えてくれています。
そのため「本部が悪い」のではないですから、その点はご理解をしておいて下さい。
デンマークのIKEAの対応と行動力
このように考えていくと「デンマークのIKEAの対応がすごいなあ」と感じたことがわかると思います。
では、みなさん、少し考えてみてください。
・日本の企業で、お店にお客様や従業員を宿泊させる行為を実施できる可能性があると思いますか? ・展示してあるベットをお客様に対して、1晩貸してあげることができますか?
どうでしょうか?
そういうことです。
普通の会社なら、こう考えます。
1晩泊めてあげるのはいいけど、何かあったらどうしよう。
その場合、どう責任を取ろうかな?
です。これが結論です。
「責任を取りたくない」
です。
電気も水も使える状態なら、お客様や従業員が1晩宿泊しても、よほどのことがない限り、問題はないはずです。
仮に「持病を持っている方がいた」「小さい赤ちゃんがいた」とかならば、少しは話しが代わります。
しかし、そうでなければ、ほとんど場合「問題」「トラブル」はないはずです。
しかし、
いや、万一のことがあったら・・・ 責任が取れないことが出た場合は・・・
と言い、デンマークのIKEAのような対応をする会社は、ほとんどないはずです。
こういった決断は、社長や管理職の方しかできないのです。
社長や管理職の方が、リスクも含めて「どういう対応、判断、決断がいいのか」を選択していく必要があるのです。
デンマークのIKEAは、この決断力がすごかったと思います。
もちろん、リスクもある程度想定したうえで「全員宿泊してもOK」という結論になったのでしょう。
結果的には、お客様や従業員、全員が安全に1晩過ごすことができました。
「非日常的、特別な体験」をすることができ、大きな財産になったと思います。
そして、これがニュース等に取り上げられ「プラスとなる大きな宣伝、アピールができた」ことになります。
本日の結論
本日は、
【IKEAに惚れた】デンマークのIKEAのはなし
という内容でお話しさせていただきました。
ポイントは3点です。
①イケアに1晩泊まるという非日常的、特別な体験を提供した ②日本ではできない体験 ②デンマークのIKEAの対応と行動力
IKEAのこれらの行動により「非日常的、特別な体験」を経験してもらいました。
その結果、多くの人達が体験してみたいという刺激を受け、お客様のファンを獲得することにもなりました。
そして、リスクを承知したうえで、お客様や従業員を宿泊していただくという決断をしたIKEAがすごいと思いました。
もちろん、リスクを挙げればキリがないです。
「コロナだったのに・・・」とか、色々な意見があるのは、重々承知です。
そういった中で「的確な判断、決断」をし多くの方の賛同を得たことは、企業としてもプラスの結果になり、評価されたことになります。
みなさんは、このような難しい決断をするとき、どこまでのリスクを想定し、行動できるでしょうか?
「時」「場所」「状況」によって、大きく変わりますが、なるべく様々なことに視野を向けましょう。
そして、いざという時に備えて、自分なりなシミュレーションをしておくと、今回のようなことに対応できるようになるかもしれません。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。
私は、このようなビジネスに役立つ知識をお話ししておりますので、興味を持って下さった方は、別の内容も見ていただければと思います。
本日も、ありがとうございました。
経営戦略診断士の尾瀬でした。
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